フォロウィング : クリストファーノーラン監督の長編デビュー作
先日、かなり久々にTSUTAYAでレンタルDVDコーナーをdigっていたら、尊敬するクリストファーノーラン監督の長篇デビュー作であるインディーズ映画、フォロウィングが置いてあったので借りてしまいました。ノーランの作品で唯一の観たことない作品でございます。昨年の “テネット” が個人的にはハズレであったので、ちょっと冷め気味のノーラン熱ですが、それゆえに冷静に鑑賞することができました。観たことない方向けにネタバレなしで感想を述べさせてもらいます。ノーラン監督ファンや映画ファンにはオススメです
↓TENETのレビューはこちら
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ソウルフル・ワールド レビュー : 人生の意味を見つめ直す
2021年最初に観た映画はディズニー・ピクサー合作 ソウルフル・ワールドでした。本来は劇場公開される予定でしたが、Disney+での配信での公開になってしまいました。同じような形で配信のみになった”ムーラン (2020)” と異なり、こちらは追加費用なしで見られます。
物語の舞台はアフリカ系アメリカ人で、ジャズピアニストを夢見る非常勤講師である主人公 ジョーが生きる現世と、生まれる前の魂たちが暮らす生前・死後の世界、それぞれが描かれます。ファンタジックでありながら無機的な生前の世界を表現した画期的なアニメーションは、脚本・監督を担当したピート・ドクターの監督作 ”インサイド・ヘッド (2015)”を彷彿とさせます。”インサイド・ヘッド”同様に科学的考証に基づいた描写も魅力ですが、今作はそれ以上に、静かに人生の意味を見つめ直すハートフルな作品でした。子供から大人まで楽しめる傑作、むしろ、一見して気づきにくい本作が扱う重大なテーマは、大人向けと言えるかもしれません。
続きを読むクイーンズ・ギャンビット : 破滅的な天才物語の新しい形
天才的チェスプレーヤーであるベス・ハーモンの半生を描くNetflixオリジナルドラマ。原作はウォルター・デヴィスによる”The Queen’s Gambit (1983, ウォルター・テヴィス/著 、小澤身和子/訳, 新潮社)”。配信開始と同時に世界各国のNetflixで上位に入り続け、世界63カ国でランキング1位を記録した大ヒット作品。日本でもここ最近デイリーランキングの上位に入っており、人気が出てきています。
続きを読む2020年に観て良かった映画 ベスト5
大変な年になった2020年、今年は劇場で映画を見る機会は殆どなくなってしまいました。実際多くの公開予定作品が延期されてしまいましたし、”ムーラン”などのディズニー作品は配信でのリリースという、映画業界の行く末を左右するような転換点を迎えた年でもありましたね。僕個人としても今年は劇場で映画を見なかった分、NetflixやAmazonプライムなどの配信サービスを利用する機会が確実に増えた感触があります。
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